GHGプロトコル、土地部門排出・除去の企業会計に関する初の国際基準を

1月30日、GHGプロトコルは、農業・土地利用に由来する温室効果ガス排出量およびCO₂除去を企業が算定・報告するための国際基準「土地部門および除去(LSR)スタンダード」を発表した。農業と土地利用変化は世界全体の排出量の約4分の1を占めるが、これまで企業が包括的に報告するための信頼性ある手法は存在しなかった。同基準はこの空白を埋め、農業由来の影響をエネルギー利用と同等の厳密さで測定する共通指標を提示する。

LSRスタンダードでは、自然由来および技術的CO₂除去を、厳格なセーフガードを満たす場合に限りスコープ1およびスコープ3のインベントリに含めることが可能とされた。基準は5年間にわたる透明かつ包括的なプロセスで策定され、300人超の外部専門家によるレビュー、4,000件以上のパブリックコメント、96社による実証試験を経て完成した。発効日は2027年1月1日である。

また、農業リーケージは高リスクの場合に別途算定・開示を求めると決定された。一方、森林カーボン会計は見解の相違と実行可能性を踏まえ今回は除外され、将来改訂に向けた情報提供要請が予定されている。

(原文)RELEASE: GHG Protocol Launches Its First-Ever Global Standard for Corporate Accounting of Land-Sector Emissions and Removals

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