欧州投資銀行(EIB)と国際協力銀行(JBIC)、ESG・SDGsに関連する共同投資を拡大

10月26日、欧州連合(EU)の銀行である欧州投資銀行(EIB)と国際協力銀行(JBIC)は、世界各地で行われているグローバルに関連する様々な投資について、協力関係をさらに拡大することに合意した。これには、インフラの接続性(輸送、エネルギー、デジタル化)や、欧州連合のカーボンニュートラルに貢献するプロジェクト(海底相互接続、洋上風力発電計画、蓄電池施設、水素技術開発など)への共同融資機会の特定が含まれる。

アジア、アフリカ、EU近隣諸国では、EIBとJBICは、接続性(輸送、エネルギー、デジタル化)プロジェクトの共同融資について協力することに合意した。

また、両行は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実施に関連して、持続可能な海洋と海洋汚染防止に関するプロジェクトへの投資を含め、世界各地で革新的なプロジェクトの開発に協力していく。

今回の合意は、2018年にJBICとEIBの間で締結された覚書を拡大して正式なものとなった。EIBのAmbroise Fayolle副総裁とJBICの林信光副総裁は、2021年10月22日に拡張された新しいMoUに署名した。

【参照ページ】
(原文)Japan: EIB and Japan Bank for International Cooperation (JBIC) to work on joint investments
(日本語訳)欧州投資銀行(EIB)と国際協力銀行(JBIC)、共同投資拡大に合意

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…
  2. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る