ゴールドマン・サックスのリニューアブルズ・スピンアウトMN8が約493億円を調達

ゴールドマン・サックスのリニューアブルズ・スピンアウトMN8が約493億円を調達

4月1日、太陽光発電とエネルギー貯蔵を手がけるMN8エナジーは、転換可能優先株式の第三者割当増資により3億2500万ドル(約493億円)を調達し、この資金調達で得た資金は同社の成長と事業拡大に充てると発表した。

ニューヨークを拠点とするMN8は、2017年にGoldman Sachs Renewable Power LLCとして立ち上げられ、2022年にブランドを変更し独立した。同社は、企業顧客に再生可能エネルギーと関連サービスを提供し、電化と脱炭素化の目標達成を支援している。米国28州にわたる875の太陽光プロジェクト、270メガワット以上の蓄電池プロジェクト、EV充電ソリューションなど、3.2GWのフリートを持っている。

今回の第三者割当増資には、エネルギー・コモディティ・グループのマーキュリア・エナジーによる2億ドル(約303億円)の投資と、米国のインフラ投資家リッジウッド・インフラストラクチャーによる1億2500万ドル(約189億円)の投資が含まれている。

この取引の一環として、マーキュリアはMN8の取締役会にオブザーバー席と席を獲得し、リッジウッドもオブザーバー席を獲得する。MN8とマーキュリアはまた、MN8の再生可能エネルギー能力とマーキュリアのエネルギー市場に関する専門知識を活用し、より持続可能で、安価で信頼性の高いエネルギーシステムを推進することを目的とした商機を見極めることに焦点を当てた、新たな戦略的協力関係の構築も発表した。

【参照ページ】
(原文)MN8 Energy LLC announces closing of private placement
(日本語参考訳)MN8 Energy LLC、第三者割当増資の完了を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. 2025-7-10

    EUタクソノミーの簡素化で企業の負担軽減へ―欧州委、報告義務緩和を採択

    7月4日、欧州委員会は、EU共通の分類基準であるEUタクソノミーに関する一連の簡素化措置を採択した…
  3. 2025-7-9

    ISSB、SASB基準の包括的見直し案を公表

    7月3日、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は、SASB基準の改訂案およびIFRS S2実…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る