FinastraとGreen RWA、銀行向け気候リスク管理プラットフォームを発表

FinastraとGreen RWA、銀行向け気候リスク管理プラットフォームを発表

6月20日、金融ソフトウェア会社Finastraと気候変動に関する非営利団体Green RWAは、銀行が気候変動リスクを理解し管理することを目的とした対話型プラットフォーム、Climate-Extended Risk Model (CERM) Sandboxの立ち上げを発表した。

気候拡張リスクモデル(CERM)は、気候変動に対する金融機関の耐性を強化するために設計されたリスクフレームワークである。銀行が融資ポートフォリオの予想損失を評価するために使用する信用リスクモデルを通じて、気候変動リスクを既存の規制枠組みに組み込むことを目的としている。

本フレームワークには、気候関連事象に対する資産のエクスポージャーなどの物理的リスクと、炭素排出量の削減や低炭素経済への適応にかかるコストなどの移行リスクが組み込まれている。

新ソリューションは、CERMを銀行の既存の資本フレームワークに統合し、長期的、世界的、発展的な気候変動リスクを特定し、潜在的な損失をより正確に算定するのに役立つ。

【参照ページ】
(原文)Green RWA and Finastra unveil a new platform for climate risk management
(日本語参考訳)FinastraとGreen RWA、銀行向け気候リスク管理プラットフォームを発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  3. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る