ダノン、Brightseedとパートナーシップを拡大

danone

8月4日、世界的な食品・飲料企業であるダノン社とバイオサイエンス企業であるBrightseed社は、パートナーシップを締結したと発表した。

今回のパートナーシップは、昨年のDanone North America社とBrightseed社のパートナーシップを発展させたもので、AI等の技術を利用し、より健康的で再生可能なフードシステムの確立を目指す。

両社は、ダノンの植物原料に含まれる生理活性物質と人間の健康との間の新たな生物学的関係を特定することに注力してきたが、Foragerは、わずか数ヶ月の間に、1つの植物からこれまで知られていたよりも10倍も多くの生理活性物質を発見し、7つの新しい健康分野を発見する成果を上げている。

植物に含まれる生物活性化合物は、人間に大きな健康上のメリットをもたらすが、現在科学的に解明されているのは、これらの化合物の1%にも達していない。
BrightseedのForager機能により、世界の食糧供給の要である植物がどのように健康を維持しているのかをより深く理解することで、植物を利用したイノベーションの新たな分野を切り開くことができると両社は述べている。

【参照ページ】
(原文)Danone and Brightseed Expand Partnership To Discover Health Benefits in Plants Using Artificial Intelligence
(日本語訳)Danone and Brightseed Expand Partnership To Discover Health Benefits in Plants Using Artificial Intelligence

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る