Schroder、SDGsにフォーカスした新グローバル株式ファンドでインパクト投資ラインナップを拡充

シュローダー、SDGsにフォーカスした新グローバル株式ファンドでインパクト投資ラインナップを拡充

2月20日、世界的な投資運用会社Schroderは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に取り組むソリューションとアクションを持つ企業に投資することを目的とした新しい上場Schroder International Selection Fund (Schroder ISF) Global Equity Impactのローンチを発表した。

Schroderによると新ファンドのローンチは、パブリック・エクイティに焦点を当てたインパクト戦略に対する顧客からの需要が高まる中でのことである。Schroderはここ数年、インパクト投資マネジャーであるブルーオーチャードの株式の過半数を2019年に取得し、2020年にはグローバル・インパクト投資ネットワーク(GIIN)に加盟するなど、インパクト商品の提供と能力を強化するための一連の取り組みを進めてきた。

新ファンドは、EUのSFDR規制の第9条ファンドに分類され、地球を保護し、世界的な生活の質を向上させることを目的として、2015年に「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の一部として採択された国連SDGs(17分類の目標)に焦点を当て、健康と福祉、金融包摂、持続可能なインフラ、責任ある消費と生産といった主要テーマに取り組むあらゆる分野の企業に投資する。

Schroderによると本ファンドは、社会にポジティブなインパクトを与え、投資家に魅力的な長期リターンをもたらすという2つの成果を目標としている。同ファンドは、Schroderの米国中小型株チームと欧州株専門チームの協力により設立され、BlueOrchardの専門知識を活用する。

新ファンドはJoanna WaldとPaul Griffinが共同で運用する。

【参考ページ】
(原文)Schroders launches Article 9 global equity impact fund
(日本語参考訳)Schroder、SDGsにフォーカスした新グローバル株式ファンドでインパクト投資ラインナップを拡充

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  2. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. AI時代のサステナビリティ情報開示のポイント ー現状チェック項目付ー

    2025-10-13

    AI時代のサステナビリティ情報開示のポイント ー現状チェック項目付ー

    サステナビリティ情報開示は、アナリスト(人間)が読むことを前提とされた構造になっているが、近年は主…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る