1月29日、大手保険・投資グループのアリアンツは、パリ協定の目標達成に必要な排出削減量や投資額のプロット、さまざまな気候変動シナリオにおけるセクターや経済の経済発展や移行リスクのチャートなど、ネット・ゼロへの移行経路を追跡できるようにすることを目的とした新ツール「SAMEpath」を発表した。
新しいSAMEpath(Sector Assessment of Multiple Emissions pathways)ダッシュボードは、縮小する時間枠の中でグリーンな移行をどのように達成できるかを概説し、1.5℃目標達成、2℃未満維持、現在の政策に組み込まれた温暖化オーバーシュートなど、さまざまな気候シナリオにおける経済発展や部門や経済の潜在的な移行リスクなどの要因について、利害関係者に情報を提供する。
新プラットフォームの主な機能には、要求された変数、地域、シナリオに関するデータを表示・ダウンロードするためのカスタマイズされたデータ検索や、指定された変数、シナリオ、年の組み合わせについて異なる国を比較できる地理的地図が含まれる。また、SAMEpathのダッシュボードには、リスクアセスメント機能があり、様々な部門や経済全体における様々なシナリオの気候変動リスクを特定することができる。
【参照ページ】
(原文)Allianz launches powerful, new dashboard tracking transition pathways to Net Zero
(日本語参考訳)アリアンツ、ネット・ゼロへの移行経路を追跡する強力で新しいダッシュボードを発表