10月3日、気候変動に関するアジア投資家グループ(AIGCC)は、アジアの年金、政府系ファンド、保険会社を対象とした新しいアセットオーナー・ワーキンググループを2024年1月に発足すると発表した。
本アセットオーナー・ワーキンググループの発足は、10月3日に東京で開催されたAIGCC円卓会議のなかで発表された。円卓会議は、日本生命保険、ニッセイアセットマネジメント、ジェネレーション・インベストメント・マネジメントが共催。ネット・ゼロ経済へのコミットメントを強めるアジアのアセットオーナーを対象としたAIGCC円卓会議は、今回で4回目となる。
本アセットオーナーズ・ワーキンググループは、アジアの政府系ファンド、年金基金、保険会社からのネット・ゼロ・アラインメントへの関心の高まりに応えるもの。アジア全域のアセット・オーナーは、気候変動リスクへのエクスポージャーを削減し、アジアのネット・ゼロ移行における数兆ドル規模の機会に資本を投下する動きを加速させている。
本ワーキンググループを通じて、アセットオーナーは以下3点を行う。
- ネット・ゼロ投資の様々な側面について、地域や世界の同業者の専門家やベストプラクティスの学習
- 投資家のポートフォリオをパリ協定の目標に合致させる能力開発
- 受託者責任を果たすため、気候変動対策に取り組む機運醸成
【参照ページ】
(原文)New Working Group to Accelerate Asset Owners’ Net Zero Work in Asia
(日本語参考訳)AIGCC、アジアにおけるアセットオーナー・ワーキンググループ発足。ネット・ゼロ活動を推進