H2B2、北米初のグリーン水素プラント「SoHyCal」を稼動開始

11月1日、H2B2 Electrolysis Technologies(H2B2)は、再生可能エネルギーのみで稼働する北米最大のグリーン水素製造プラントSoHyCalの建設プロジェクトを発表した。本プラントは1日当たり最大3トンのグリーン水素生産能力を持ち、太陽光発電所からの再生可能エネルギーを使用する予定。

SoHyCalは、再生可能エネルギーと最先端の電解技術を活用し、第一段階ではバイオガスを燃料として日量最大1トンのグリーン水素を製造する。第2段階では太陽エネルギーに移行し、2025年第2四半期までに日量合計3トンのグリーン水素を製造する予定である。これは、年間21万台の自動車、または3万台の市バスの燃料に値する。

H2B2は、SoHyCalプロジェクトのために、カリフォルニアエネルギー委員会(CEC)のクリーン輸送プログラムから396万ドル(約5億円)の助成金を獲得した。この助成金は、サンホアキン・バレーとサンフランシスコ・ベイエリアの水素補給ステーションに供給する、1日最大1トンの100%排出ガスフリー水素の製造支援にも用いられている。

【参照ページ】
(原文)H2B2 Electrolysis Technologies Unveils SoHyCal, the First Operational Green Hydrogen Plant in North America
(日本語参考訳)H2B2、北米初のグリーン水素プラント「SoHyCal」を稼動開始

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る