DIFCが「1 Million Learners」構想を始動 2030年までに100万人にサステナビリティ教育を提供へ

5月13日、中東・アフリカ・南アジア地域における金融ハブであるドバイ国際金融センター(DIFC)は、「DIFC Sustainable Finance Catalyst」の一環として、2030年までに100万人にサステナビリティおよびサステナブルファイナンスに関する知識を提供する新たな教育イニシアチブ「1 Million Learners」を立ち上げた。
本イニシアチブは、環境および社会的責任を重視した金融エコシステムの構築に向けたDIFCの取り組みを象徴するものであり、持続可能な経済モデルの構築を進める中で、サステナブルファイナンスの理解を深めることの重要性を示している。
DIFCは、教育を大規模かつ効果的に提供するための新たなアプローチを提案しており、次世代の専門人材に対し実践的な知識を届けることを目指している。また、本プログラムの成果を可視化するために、インパクト評価における世界的リーダーであるGIST Impactをパートナーに迎えている。同社は、国連のSDGsやEUの企業サステナビリティ報告指令(CSRD)など国際基準に沿った科学的手法を用い、環境・社会・経済面での成果を定量的に評価する。
GIST Impactの専門性により、本プログラムは教育機会、社会的公平性、地域の生計改善といった社会的成果を数値化し、特に支援が届きにくい地域社会に対する実質的な貢献を実現することが期待される。
(原文)DIFC launches ‘1 Million Learners’ initiative to advance sustainability education in the region
(日本語参考訳)DIFCは、地域の持続可能性教育を推進するために「100万人の学習者」イニシアチブを開始しました。