製薬・バイオテクノロジー開発サービス企業のチャールズ・リバー・ラボラトリーズ・インターナショナルは、スペインのエネルギー企業レプソル社との新たな風力エネルギー契約の締結により、2023年までの欧州電力需要100%への対応に十分な再生可能エネルギーの調達を発表した。
本契約は、2021年6月に発表した、2023年までに北米の電力需要を100%再生可能エネルギーで賄うという発表に続くものだ。全体として、同社は2023年までに全世界の電力の90%を再生可能エネルギーで供給することを見込んでいる。
この新しい仮想電力購入契約(VPPA)に基づき、チャールズリバー社は、レプソル社のデルタIIプロジェクトの一部である風力発電所から30.5MWの再生可能エネルギーを購入する。このプロジェクトは、スペインのアラゴン地方にある26の風力発電所に分散して設置される総発電量860MWのプロジェクトで、すでに建設を開始しており、2023年の完成を目指している。
今回の契約はチャールズ・リバー社が掲げる2030年の温室効果ガス(GHG)排出量削減目標の達成に向けた一歩だ。チャールズ・リバー社のEHS&サステナビリティ部門のシニア・ディレクターであるグレッグ・ベラルドは「今回の欧州向けVPPAにより、2030年までの50%削減という全体目標の達成に大きく近づく。」と述べている。
【参照ページ】
(原文)Charles River Laboratories Announces Wind Contract with Repsol for European Operations
(日本語訳)チャールズ・リバー・ラボ、ヨーロッパ事業向けにレプソルとの風力契約を発表