グローバル・プロフェッショナル・サービス・ファームであるEYは、オーストラリアとニュージーランドの企業が、ネット・ゼロへの移行に関連するビジネスの準備や機会の特定、活用を支援することを目的とした、新しいネット・ゼロ・センターの開設を発表した。
最近のEYの調査によると、企業の経営者は、事業の持続可能性への影響に対処するための措置を講じることや、ESGの資本戦略への統合を求める傾向が強まっている。また、最近の調査では機関投資家がグリーン投資を強化し、ESGパフォーマンスの低い企業への投資から撤退しようとしているという結果が出ており、投資家コミュニティからの企業へのプレッシャーが高まっている。
ネット・ゼロ・センターは、ネット・ゼロをエンド・ツー・エンドで提供し、洞察力やソート・リーダーシップを発揮することを目的とし、ギャップ分析からシナリオ・プランニング、戦略立案、実行、市場への関与に至るまでのサービスを提供する。
EYのネット・ゼロ・センターは、EYポート・ジャクソン・パートナーズのディレクター兼パートナーのブレア・コムリーが主導する。2018年にEYに入社する前、コムリーは、ニューサウスウェールズ州首相内閣省の長官として同省のリーダーシップを担当するなど、複数の公共サービス組織のCEOを務めた経験がある。
【参照ページ】
(原文)EY Launches Net Zero Centre
(日本語訳)EY、オーストラリアとニュージーランド向けに気候変動への移行を支援するネット・ゼロ・センターを設立