
5月13日、オクトパスエナジー・グループのファンド運用部門であるオクトパスエナジー・ジェネレーションは、新たな再生可能エネルギー投資ファンド「CG Octopus Energy Sustainable Growth Fund I(通称:Astris)」の立ち上げを発表した。これは年金基金および富裕層向け投資家に対し、グローバルなエネルギー移行に柔軟かつ容易に参加できる手段を提供するものである。
Astrisは、風力、太陽光、大規模蓄電池など15カ国以上・50件以上の再生可能エネルギープロジェクトへのアクセスを提供する。ファンドは1億6500万ポンド(約320億円)の基礎投資でローンチされ、主要な投資プラットフォームを通じて個人投資家や年金基金に開放された。
一般的なプライベートマーケットファンドとは異なり、Astrisは月次でのアクセスを提供、世界的な大手機関投資家と並んで投資できる点が特徴である。加えて、金融行動監視機構(FCA)より新たに制定された「Sustainable Focus」ラベルを取得しており、厳格なグリーン投資基準を満たしていることが証明されている。
同ファンドを通じて、投資家は脱炭素社会に向けたテクノロジーへの支援と経済的リターンの両立を目指すことが可能となる。
Octopus Energyはすでに70億ポンド相当のグリーンエネルギープロジェクトを運用し、年間240万世帯以上に電力を供給している。2030年までに200億ポンド(約3.9兆円)の新たな投資を計画しており、再生可能エネルギー分野での存在感をさらに高める構えである。
(原文)Octopus Energy Group launches pioneering fund for clean energy investing
(日本語参考訳)オクトパス・エナジー・グループ、クリーンエネルギー投資の先駆的ファンドを立ち上げ