ステークホルダーエンゲージメント再考ー対話を“経営の武器”に変えるには

ステークホルダーエンゲージメント再考ー対話を“経営の武器”に変えるには

TCFD/TNFDを始めとする国際基準では、ステークホルダーエンゲージメントが重視されている。ステークホルダーエンゲージメントは、サステナビリティ経営の戦略策定には欠かせないプロセスであり、投資家の間でも関心が高いテーマである。

一方で、現在にいたるまで多くの企業にて実施されてきているものの「これでよいのか」と疑問に感じる場面もあるだろう。本稿では、ステークホルダーエンゲージメントの再認識をしつつ、後半では誰と、何のために、対話(エンゲージメント)に焦点をあて開示ポイントを解説する。

ステークホルダーエンゲージメントの再確認

ステークホルダーエンゲージメントとは何か。まずは、国際的な基準や学術的な定義に立ち戻り、その全体像と本質を整理したい。


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執筆者紹介

竹内 愛子 (ESG Journal 専属ライター)
大手会計事務所にてサステナビリティ推進や統合報告書作成にかかわるアドバイザリー業務に従事を経て、WEBディレクションや企画・サステナビリティ関連記事の執筆に転身。アジアの国際関係学に関する修士号を取得、タイタマサート大学留学。専門はアジア地域での持続可能な発展に関する開発経済学。

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