
5月15日、トリオドス・インベストメント・マネジメント(以下トリオドス)と、ISS STOXXグループ傘下のインデックスプロバイダーSTOXX Ltd.(以下)ストックスは、インパクト投資に特化した新たなベンチマーク「iSTOXXトリオドス先進国市場インパクト・インデックス(iSTOXX Triodos Developed Markets Impact Index)」を共同で開発・発表した。
このインデックスは、ESGの枠を超え、サスティナビリティと社会的インパクトを定量的かつ積極的に投資判断に組み込むことを目指す。主に機関投資家向けに設計されており、特定のSDGsに沿ったポートフォリオ構築を可能にする。
近年、インパクト投資への関心は高まっているものの、明確な指標の欠如により、投資家が具体的なインパクト成果を追求するのが困難となっていた。こうした課題に対し、Triodos IMのインパクト株式・債券ディレクター、ウィリアム・デ・フリース氏は「この新インデックスは、単なる除外スクリーニングにとどまらず、プラスの影響を追求できる主要なベンチマークとして機能します」と述べた。
ストックスは、世界の機関投資家に向けたカスタムインデックス・ソリューションのリーダーとして知られ、今回の共同開発により、「世界初の本格的なカスタム・インパクト・ベンチマーク」を市場に投入することになる。
iSTOXXトリオドス先進国市場インパクト・インデックスは、現在Triodos IMの機関投資家向け商品として提供されている。
(原文)Triodos IM and STOXX collaborate to launch iSTOXX Triodos Developed Markets Impact Index
(日本語参考訳)Triodos IMとSTOXXが共同でiSTOXX Triodos先進国市場インパクト・インデックスを発表