シュナイダーエレクトリック、気候コンサルタントファームのエコアクトを買収

11月2日、エネルギーおよびオートメーション・デジタル・ソリューション・プロバイダーであるシュナイダーエレクトリックは、気候コンサルティングおよびネット・ゼロ・ソリューション・プロバイダーであるエコアクトの買収を発表した。

2006年に設立され、フランス・パリを拠点とするエコアクトは、企業が気候や炭素に関連する課題に対応し、積極的な変化を実施できるよう支援するサービスとソリューションを提供する一方、商業的パフォーマンスを推進している。同社は、360人以上の気候、炭素、エネルギーに特化した専門家を擁し、コンサルティング、気候データツール、カーボン・オフセット・プロジェクト開発など、ネット・ゼロおよび自然ベースの製品とサービスのポートフォリオを提供している。

エコアクトは2020年にデジタルソリューションプロバイダーのアトスに買収され、シュナイダーエレクトリックは2023年7月にアトスと買収交渉に入ったと発表。シュナイダーエレクトリックは、本買収によりグローバルなサステナビリティ事業を拡大・加速し、エンドツーエンドのネットゼロ変革ソリューションを提供できるようになると述べている。

シュナイダーエレクトリックのサステナビリティ事業は、エネルギー管理、エネルギー効率、再生可能エネルギー、環境商品調達、サステナビリティ・ネット・ゼロ・コンサルティング、気候変動リスク、サステナビリティ・コミュニケーション、レポーティング&ディスクロージャーなどの分野でアドバイザリーサービスを提供している。

【参照ページ】
(原文)Schneider Electric finalizes acquisition of EcoAct
(日本語参考訳)シュナイダーエレクトリック、気候コンサルタントファームのエコアクトを買収

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る