Verra、農林業・土地利用のデジタル版非永続リスクツールを発表

10月12日、国際的なカーボンオフセット基準管理団体米Verraは、農林業・その他の土地利用(AFOLU)プロジェクト用の非永続リスクツール(NPRT)のデジタル版を導入する。プロジェクト運用企業に対し非永続リスクアセスメントの支援を行う。

本ツールは、自動化されたリスク計算機能により、ユーザーによるエラーリスクを最小限に抑える。また、一貫した書式の最終報告書が電子的に作成されるため、検証/妥当性確認機関(VVB)やプロジェクトのレビュアーなど、他の利害関係者によるアクセス、関連情報の取得が可能。さらに、裏付け証拠を含むすべての関連文書をツール自体にアップロードできるため、Verra、VVB、プロジェクト運用者すべてが同じ情報にリアルタイムでアクセスでき、審査プロセスも迅速化される。

デジタル版AFOLU NPRTは、数週間以内にVerra Project Hubで公開予定。Verraレジストリに登録されているAFOLUプロジェクト運用者には、ユーザーマニュアルとツールへのアクセス方法が記載されたEメールが送られる。

【参照ページ】
(原文)Verra Introduces Digital AFOLU Non-Permanence Risk Tool
(日本語参考訳)Verra、デジタル版農林業・土地利用の非永続リスクツールを発表

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