10月24日、ニューヨーク州のキャシー・ホーチュル知事は、3つの大型洋上風力発電と22の陸上プロジェクトを含む、640万kWの再生可能エネルギー・プロジェクトに対する一連の賞を発表した。
これらのプロジェクトが完了すれば、250万世帯以上の電力を賄い、ニューヨーク州のエネルギー需要の12%を供給可能である。温室効果ガス(GHG)排出量の年間940万トン削減も見込まれている。
また、本賞により、ニューヨーク州の再生可能エネルギープロジェクトは、2030年までに同州の電力需要の79%を供給するのに十分な容量となり、2030年までに電力の70%を再生可能エネルギーで賄うという同州の目標を大幅に上回ることになる。本プロジェクトは、2040年までに電力部門のゼロエミッション化、今世紀半ばまでに経済全体のカーボンニュートラル達成という州の方針にも敵う。
賞のおよそ3分の2は、トータルエナジーズ、ライズライト&パワー、コリオ・ジェネレーションの140万kW「アテンティブ・エナジー・ワン」、RWEオフショア・リニューアブルズとナショナル・グリッド・ベンチャーズの130万kW「コミュニティ・オフショア・ウインド」、コペンハーゲン・インフラストラクチャーの130万kW「エクセルシオール・ウインド」プロジェクトを含む3つの大規模洋上風力発電プロジェクトに授与された。これらのプロジェクトを合わせると、洋上風力発電への州による投資としては過去最大となり、年間700万トン以上のCO2排出を削減し、150億ドル(約2兆2,603億円)以上の州内支出を見込んでいる。
陸上プロジェクトには、14の新規太陽光発電プロジェクト、6つの風力再出力プロジェクト、1つの新規風力発電プロジェクト、そして合計240万kWの水力発電プロジェクトが含まれる。これらのプロジェクトにより、40億ドル以上の直接投資が見込まれている。
【参照ページ】
(原文)Governor Hochul Announces Nation’s Largest-Ever State Investment in Renewable Energy is Moving Forward in New York
(日本語参考訳)ニューヨーク州、過去最大の再生可能エネルギー投資を発表