EU議員団、ジェネリック製品および排出権オフセットに基づくグリーン製品表示を禁止

EU議員団、ジェネリック製品および排出権オフセットに基づくグリーン製品表示を禁止

9月19日、欧州議会とEU理事会の議員らは、消費者を誤解させるような持続可能性の主張やグリーンウォッシング行為から保護することを目的とした新たな規則について暫定合意に達したと発表した。

本合意は、EU委員会が2022年3月に発表した、不誠実または強引な広告や、消費者への製品情報の提供といった不公正な商行為から消費者を保護することを目的としたEUの現行規則を、グリーン移行に関連する考慮事項を含めて改正する一連の提案を受けたものである。欧州委員会の最近の調査によると、EU域内の企業によるグリーンに関する主張の半数以上があいまいで誤解を招くものであり、40%はまったく根拠のないものであった。

新協定では、EUの規則が更新され、「環境にやさしい」や「気候変動に左右されない」といった一般的な環境主張が、「認められた優れた環境性能」の証明がない限り禁止される。新規則はまた、承認された認証制度に基づかない持続可能性ラベルの使用を禁止し、早期陳腐化に対処する規則も含んでいる。

暫定合意後、新規則は理事会と議会による正式な承認と採択に向けて前進する。

【参照ページ】
(参考記事)EU to ban greenwashing and improve consumer information on product durability

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る