Magna、2030年までに100%再生可能電力、2050年までにネット・ゼロを約束

Magna、2030年までに100%再生可能電力、2050年までにネット・ゼロを約束

8月29日、自動車サプライヤーでありモビリティ・テクノロジー・プロバイダーであるMagnaインターナショナルは、2050年までにネット・ゼロ・エミッションを達成する新目標や、2030年までに全世界で再生可能な電力を100%使用することなど、気候変動に焦点を当てた一連の新たなコミットメントを発表した。

同社が発表した追加的な中間目標には、2025年までに欧州事業で100%再生可能な電力使用への移行、2030年までにスコープ1と2の排出量を42%、スコープ3の排出量を約25%削減する目標が含まれる。

Magnaは、科学的根拠に基づく目標イニシアティブ(SBTi)による検証のため、ネット・ゼロとニートタームの目標を提出したと付け加えた。

自動車産業は、世界の温室効果ガス排出量の約9%を占めている。同業界にとって世界最大級のサプライヤーであるMagnaのネット・ゼロ計画は、自動車メーカーのバリューチェーン脱炭素化戦略に大きく貢献する可能性がある。

Magnaは新目標を発表する声明の中で、モビリティ業界の持続可能性目標を達成するためには、「従業員、サプライヤー、顧客、消費者、パートナーの絶大な協力が必要であり、最終的には規模を拡大し、到達する」と述べている。

【参照ページ】
(原文)Magna Commits to Achieve Net-Zero by 2050
(日本語参考訳)Magna、2030年までに100%再生可能電力、2050年までにネット・ゼロを約束

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…
  2. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る