8月29日、投資データ・調査プロバイダーのMSCIとGoogle Cloudは、投資家がポートフォリオの気候変動リスクを評価し、低炭素の投資機会を特定できるツールを含む、投資業界向けの一連のジェネレーティブAIソリューションの開発で協力する計画を発表した。
MSCIとGoogle Cloudは、2023年1月にデータ、洞察、ソリューションを提供することで投資の意思決定を可能にするクラウドネイティブの投資データ取得・開発プラットフォームを構築する計画でパートナーシップを開始した。
今回の提携拡大により、MSCIはGoogle CloudのVertex AIプラットフォームと、BigQuery GeospatialやEarth Engineなどの気候テクノロジーを活用したジェネレーティブAI対応ソリューションを提供する。
MSCI独自のデータとアナリティクスをGoogle CloudのジェネレーティブAIソリューションと組み合わせることで、投資家にポートフォリオや企業レベルのリスクの概要を提供しながら、分析時間を短縮し実用的な知見を提供するソリューションや、Google CloudのジェネレーティブAIをMSCIのポートフォリオおよびリスク管理ソリューション向けの新たな会話型AIソリューションに活用するソリューションなどが、パートナーシップの主要な重点分野となる。