テトラパック社とストーラ・エンソ社が共同で、ポーランドにおける飲料用カートンのリサイクル能力を3倍に強化すると発表
7月21日、容器包装大手スイスのテトラパック社とフィンランド製紙大手ストーラ・エンソ社は、中東欧地域でのリサイクル能力を3倍にまで引き上げることで提携すると発表した。
このパートナーシップでは、包括的なフィージビリティスタディを経て、ポーランドにあるStora Enso社のOstrołęka生産ユニットに、大規模なカートンリパルピングラインを導入する。
このラインの導入により、ポーランドにおける使用済み飲料用カートンの年間リサイクル能力は、25,000トンから75,000トンに倍増し、ポーランド国内で販売される飲料用カートンの全量と、ハンガリー、スロバキア、チェコなどの近隣諸国からのカートンのリサイクルが可能となる見込みだ。
投資総額は2910万ユーロにのぼる。
この投資は、国レベルでの循環型経済の発展に寄与することを目的としており、欧州のグリーンディールにも対応する。回収されたカートンは、環境に配慮した方法で管理され、リサイクルで材料を最大限に活用するとしている。
【参照ページ】
(原文) Tetra Pak and Stora Enso join forces to triple the recycling capacity of beverage cartons in Poland