持続可能な工業用水ソリューションの新興企業Membrion、約18億円を調達

持続可能な工業用水ソリューションの新興企業Membrionが約18億円を調達

8月8日、工業廃水および半導体廃水の持続可能なソリューションを提供するMembrionは、同社のシリーズB資金調達ラウンドが完了し、1,250万ドル(約18億円)を調達したと発表した。

2016年にシアトルで設立されたMembrionは、工業用水の利用者が従来の方法よりも持続可能かつ経済的に廃水を再利用できるようにする。同社は、過酷な条件下で最大98%の水を回収できるセラミック海水淡水化膜を製造しており、熱処理、化学薬品による沈殿、トラックによる敷地外への水の輸送を不要にする。本ソリューションは、マイクロエレクトロニクス、石油・ガス、食品・飲料など、さまざまな分野で利用できる。

MembrionのシリーズBラウンドの第2クローズは、サムスン・ベンチャー・インベストメント・コーポレーションとラム・キャピタルが主導し、550万ドル(約7億円)を調達した。

【参照ページ】
(原文)Membrion Series B round closes at $12.5M Samsung Ventures and Lam Capital invest in Membrion sustainable solutions for industrial and semiconductor wastewater
(日本語訳)持続可能な工業用水ソリューションの新興企業Membrion、約18億円を調達

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