国際オリンピック委員会、Climate Action Awardsを創設

国際オリンピック委員会、Climate Action Awardsを創設

11月10日、国際オリンピック委員会(IOC)は、気候変動に対応するインパクトのあるプロジェクトを行った国内オリンピック委員会(NOC)、国際競技連盟(IF)、オリンピアン・パラリンピアンを表彰する「Climate Action Awards」の創設を発表した。

ワールドワイドオリンピック・パラリンピックパートナー(TOP)のAirbnb、P&G、Deloitteが支援するClimate Action Awardsは、NOC、IF、アスリートが二酸化炭素排出量を管理し、環境に与える影響を理解することを支援する。

Climate Action Awardsは、3つのカテゴリーのアクションに焦点を当て、それぞれが関連するTOPパートナーによってサポートされる。

Airbnbが支援する「Climate Action x Sustainable Travel」は、スポーツカレンダーの枠組みの中で、より持続可能な旅行をするための革新的な行動や提唱を評価する。

P&Gが支援する「Climate Action x Athlete Advocacy」は、市民活動へのコミットメントを称え、人々やコミュニティが行動を起こせるようにするための気候変動への提言に特に重点を置いている。

デロイトが支援する「Climate Action x Innovation」は、より持続可能な未来のために、排出量の削減に焦点を当てたイノベーションと教育への取り組みを評価する。

Climate Action Awardsの応募は、2023年3月まで受け付けている。また、各賞には、選ばれた慈善団体や持続可能性・リーダーシップコースに贈られる賞金、旅費に充てられるクレジットのいずれかが付属している。受賞したアスリートや団体は2023年に開催される授賞式に招待される。応募には、国連気候変動対策のためのスポーツフレームワークへの参加を確約することが条件となっている。

IOC Climate Action Awardsは、2022年に20団体の排出量削減への取り組みを表彰した旧カーボンアクション賞の成功に基づいている。

【参照ページ】
IOC launches Climate Action Awards

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-10-7

    イベントレポート 『主要評価5機関の効果的な対応方法』

    【ESG Journal Cafe イベントレポート】第二回イベント『主要評価5機関の効果的な対応…
  2. お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    2024-10-3

    お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    ESG Journalでは、実務に役立つ資料やツールを無料で公開しています。今回は、大好評の「開示…
  3. 2024-9-30

    MSCI、新たなカーボンニュートラルランキングを発表

    アメリカの金融サービス企業であるMSCIは、新たに「カーボンニュートラルランキング」を導入し、企業…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る