ESG人材獲得競争がアジアの金融機関で激化

ESG人材獲得競争がアジアの金融機関で激化

HSBCホールディングスやオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)などの金融機関は新規採用や社内異動での人材確保を目指している。

ただ、必要な専門知識を備えた人材プールはもともと小さく、日本など一部市場では、候補者に他分野の2倍の報酬が提示されることもあり得る。

オーストラリア2位の銀行、ウエストパック銀行は今年、人権関連を担当する弁護士1人を雇い入れた。ナショナルオーストラリア銀行(NAB)はメルボルン大学の経営大学院と手を組み、自社のバンカーに気候変動リスク関連のトレーニングを施している。ANZは10月までに3人を新規採用する。サステナブルファイナンスチームを22人に増員するためで、同チームの陣容は19年時点で7人だった。

【参照ページ】報酬2倍も、ESG人材獲得競争が日本含むアジアの金融機関で激化

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