Schroders、エネルギー転換期におけるインフラストラクチャーへのアクセスを提供するファンドを設立

Schroders、エネルギー転換期におけるインフラストラクチャーへのアクセスを提供するファンドを設立

5月4日、グローバルな投資マネージャーであるSchrodersのプライベートマーケット投資部門であるSchroders Capitalは、英国金融行動監視機構から、再生可能エネルギーインフラなどの流動性の低い非公開資産へのアクセスを可能にするための新しい投資手段である、史上初のエネルギー移行にフォーカスした長期資産ファンド(LTAF)の承認を受けたことを発表した。

今回の発表は、Schroderが3月に気候変動やネット・ゼロに焦点を当てた英国初のLTAFを発表したのに続くものである。新しいLTAFは、風力発電や太陽光発電など、再生可能エネルギーとエネルギー転換に沿ったインフラ投資に重点を置く予定だ。Schroderによると、本ファンドは、インフラストラクチャー・プロジェクトのための新たな資本フローを解放し、投資家、特に確定拠出年金(DC)運用者が再生可能エネルギー・プロジェクトに投資することを可能にするものである。

新しいLTAFは、再生可能エネルギーの専門家であるSchroders Greencoatが運用する予定です。Schroderは昨年グリーンコートを買収し、急成長する再生可能エネルギーインフラ分野のグローバルリーダーになることを目標に掲げている。

【参照ページ】
(原文)Schroders Capital receives approval to launch first renewables and energy transition dedicated Long-Term Asset Fund
(日本語訳)シュローダー・キャピタル、初の自然エネルギー・エネルギー転換専用長期資産ファンドの設定認可を取得

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  3. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る