Cority、ESGレポーティング・ソフトウェア・プロバイダーのGreenstoneを買収

 

5月4日、環境・衛生・安全(EHS)ソフトウェアプロバイダーのCorityは、ESGに特化した報告・開示ソフトウェアおよびサービスプロバイダーのGreenstoneを買収したことを発表した。これは、CorityのサステナビリティとESGに関する専門知識を深め、顧客向けの関連サービスを拡大することを目的としている。

2006年に設立されたGreenstoneは、サステナビリティ、サプライチェーン、ESGのSaaS(Software as a Service)ベースのソリューションを提供しており、ユーザーはバリューチェーンのサステナビリティ開示要件を完全に満たすために必要なデータを収集、管理、分析、報告することができる。

Corityによると、今回の買収は、企業が投資家、株主、規制当局を含むステークホルダーからサステナビリティを優先するよう求められている中、ESG報告の義務化が進み、サステナビリティのパフォーマンスを正確に収集、追跡、報告するデジタルソリューションへの需要が高まっていることを背景としている。

今回の取引は、2022年9月にサステナビリティのSaaSソリューションとアドバイザリーサービスを提供するReporting 21を、2021年に責任事業管理ソフトウェア会社のWeSustainを買収するなど、Corityがサステナビリティにフォーカスした一連の動きの中で最新のものとなる。また、Corityは2021年に、組織がサステナビリティの取り組みを管理、測定、報告することを支援することを目的とした「サステナビリティ・クラウド」ソリューションを発表している。

【参照ページ】
(原文)Cority Acquires Sustainability & ESG Reporting Software Provider, Greenstone
(日本語訳)コリティ、サステナビリティ&ESGレポーティング・ソフトウェア・プロバイダーのグリーンストーンを買収

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-12-11

    ユニリーバがNufarmとサステナブルなオイルの生産を加速

    11月26日、ユニリーバはオーストラリアの化学メーカーであるNufarmとのパートナーシップを発表…
  2. SSBJ基準案へのFAQ解説:サステナビリティ開示準備ガイド

    2024-12-10

    SSBJ基準案へのFAQ解説:サステナビリティ開示準備ガイド

    SSBJが新基準案を発表し(2024年3月)、企業のサステナビリティに関連する情報開示の制度化が進…
  3. 2024-12-6

    金融庁、「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を発表:サステナビリティに関する開示を強化

    11月8日、金融庁は「記述情報の開示の好事例集2024(第1弾)」を公表した。本事例集は、企業がサ…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る