ESG Book、企業がESG格付けの背景にあるデータにアクセスできるソリューションの提供を開始

ESG Book、企業がESG格付けの背景にあるデータにアクセスできるソリューションの提供を開始

4月18日、サステナビリティ・データ&テクノロジー企業のESG Bookは、企業がサステナビリティ・パフォーマンスと報告を管理、評価、強化し、ESGスコアや格付けの根拠となるデータを透明化することを目的とした新しいソリューション「企業ESGダッシュボード」の提供を開始したことを発表した。

ESG Bookによると、本ツールは、サステナビリティ関連のパフォーマンスに対する投資家、規制当局、利害関係者の監視が強まり、ESGデータの収集、分析、報告にかかるコストが上昇する中、企業がESGデータの管理および開示に関する複雑化する課題に対処できるようにするために発表された。

同社は、持続可能性アドバイザリー会社であるERMの調査に基づき、上場企業がESG格付け関連費用に年間最大48万ドル(約6,447万円)を費やしていること、また多くの企業が、格付けが実際のESGパフォーマンスを正確に反映しているという確信がないことを指摘した。

14万件以上の開示情報を網羅した本ツールにより、ユーザーは企業のESGパフォーマンスを分析・最適化し、ESGスコアから基礎となるソースデータまで掘り下げて透明性を高め、同業他社に対するパフォーマンスのベンチマークを行うことができる。また、本ソリューションには、企業が報告要件をナビゲートするための政策・規制データベースが含まれており、企業はリアルタイムでステークホルダーに直接ESGデータを開示、検証、更新することが可能である。

【参照ページ】
(参考記事)ESG Book Launches Corporate ESG Dashboard

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る