EQT、IntegrityNextに約140億円の出資を実施

EQT、IntegrityNextに約140億円の出資を実施

3月23日、プライベートエクイティおよびベンチャーキャピタル投資家のEQTグループは、同社のEQT Growthファンドがサプライチェーン持続可能性ソフトウェア新興企業のIntegrityNextに1億ユーロ(約140億円)を投資することを発表した。

共同創業者のMartin Berr-Sorokin(CEO)、Simon Jaehnig(CRO)、Nick Heine(COO)が2016年に立ち上げたIntegrityNextは、企業がより透明で持続可能なサプライチェーンを構築し、企業がサプライヤーと連携してサプライチェーンの持続性を高めることを目的に、幅広いESGテーマでソフトウェアプラットフォームを提供している。同社は、200社以上の顧客にサービスを提供し、190カ国以上の約100万社のサプライヤーを監視している。

両社によると、サプライチェーンの持続可能性ソリューションの市場は、企業のサプライチェーンにおける持続可能性の問題に対処するためのステークホルダーからの圧力の高まりに加え、数多くの新しい規制の枠組みの導入や情報開示イニシアティブによって、今後数年間は大きな成長が見込まれることから、今回の投資が実現した。

EQTは、IntegrityNextと提携し、今後の欧州規制への対応に向けた主力製品の拡充や、製品提供の加速を支える技術プラットフォームへのさらなる投資など、同社の成長をサポートすると述べている。

【参照ページ】
(原文)EQT Growth invests EUR 100 million in IntegrityNext, a sustainability software platform dedicated to making supply chains more transparent and compliant
(日本語参考訳)EQT Growth、サプライチェーンの透明性とコンプライアンスを高めるサステナビリティ・ソフトウェア・プラットフォーム「IntegrityNext」に1億ユーロを投資

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る