3月2日、ピュアプレイのサステナビリティ・アドバイザリー会社であるERMは、ラテンアメリカにフォーカスしたサステナブル・ファイナンスおよびESGアドバイザリー会社NINTを買収したことを発表した。
2011年に設立されたリオデジャネイロのNINTは、資産運用会社、プライベートエクイティ、商業銀行、開発銀行などの金融機関に対して、サステナブルデットとESGアドバイザリー、ESG投資とデューデリジェンス、サステナブルファイナンス調査とプログラム管理などの専門サービスを、100人以上の専門家チームによって総合的に提供している。
ERMによると、本買収により、戦略、財務、サステナビリティ・アドバイザリーに関するビジネスおよび技術的スキルに加え、債券発行に関する独立した評価の提供、サステナブル・ファイナンスのフレームワークの開発、サステナビリティのメリットを活かした債券の組成に関する深い技術知識と専門性がもたらされる。
今回の発表は、先月行われた気候、クリーンエネルギー、水の回復力に特化したアドバイザリー会社Cohoの買収を含む、ERMによる最近のESGコンサルティングおよびアドバイザリーの一連の買収を基礎とするものだ。このほか、海洋計画・環境コンサルタント会社MarineSpace、エネルギー専門コンサルタントおよび低炭素技術ソリューション会社Element Energy、オランダの持続可能性コンサルティング会社Sustainalize、エネルギー・持続可能性戦略コンサルタント会社E4tech、再生可能エネルギーアドバイザリー会社Renewables Consulting Group(RCG)、カナダの持続可能性およびESGアドバイザー会社Stratos、気候変動および持続可能性コンサルタント会社Point Advisoryなどが最近買収された。
【参照ページ】
(原文)ERM acquires Latin American sustainable finance and ESG consultancy, NINT
(日本語参考訳)ERM、ラテンアメリカのサステナブルファイナンスとESGのコンサルタント会社、NINTを買収