Blackstone、CDPQ、Invenergy、AEP から約2,000億円超の再生可能エネルギー・ポートフォリオを取得

Blackstone、CDPQ、Invenergy、AEP から約2,000億円超の再生可能エネルギー・ポートフォリオを取得

2月23日、オハイオ州の電力会社 American Electric Power (AEP) は、Blackstone、CDPQ、Invenergy 傘下の IRG Acquisition Holdings との間で、AEP から1365メガワットの再生可能エネルギー・ポートフォリオを企業価値15億ドル(約2,044億円)で取得する契約を締結したことを発表した。

再生可能エネルギー・ポートフォリオは、11州にわたる14プロジェクトで構成され、風力発電が1,200MW、太陽光発電が165MWと、規制対象外となっている。両社によると、これらのプロジェクトからの電力は、他の電力会社、企業、自治体との長期契約に基づき、契約されている。

本取引は、Blackstone と CDPQ によるクリーンエネルギーおよび再生可能エネルギーへの一連の投資の中でも最新のもので、Blackstone は最近、プライベート・エクイティ投資家 Rivean Capital とともに屋上ソーラーマウント会社 Esdec Solar グループを買収し、CDPQ は10月に日本の自然エネルギー企業 Shizen Energy に最大4億7400万ドル(約640億円)を投資することに合意している。

Blackstone と CDPQ はそれぞれ、再生可能エネルギー企業 Invenergy の株式を大量に保有している。CDPQは2014年にInvenergyに当初出資し、2020年12月に10億ドル(約1,362億円)の出資を発表するなど、ここ数年で出資比率を高めている。昨年、北米における過去最大級の再生可能エネルギー投資として、Blackstone は Invenergy に約30億ドル(約4,088億円)を投資する合意を発表した。

【参照ページ】
(参考記事)Invenergy-Led Consortium Agrees to Purchase AEP’s Unregulated Renewables Portfolio

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-9-11

    ESMA、第2回リスク監視報告書を発表し、ESG投資の減速を指摘

    8月29日、欧州証券市場監督局(ESMA)は2024年の第2回リスク監視報告書を発表した。同報告書…
  2. 2024-9-11

    Microsoft、EDPRと20年間の再生可能エネルギー購入契約を締結

    8月26日、再生可能エネルギー生産会社のEDP Renewables(EDPR)は、Microso…
  3. 2024-9-11

    気候技術企業のCarbon Caputure、DACプロジェクトの一時停止を発表

    8月30日、気候技術企業のCarbon Caputureは、新たに声明を発表し、現在の同社の計画に…
ページ上部へ戻る