2月6日、中央銀行・金融当局ネットワーク「気候変動リスクに係る金融当局ネットワーク(Network for Greening the Financial System;NGFS)」は、気候ストレステスト等で今後用いる気候シナリオに関する初のユーザーフィードバック調査を開始したと発表した。
NGFSは、春に調査の主要な結果を公表する予定である。これは、シナリオ開発作業計画への重要なインプットとなる。2019年、NGFSは気候関連リスクについて政策立案者に助言し、潜在的な解決策を特定するために、気候シナリオ開発を開始した。
2020年以降、NGFSのシナリオは世界中の探索的演習で基本的な役割を果たし、中央銀行や監督当局の政策決定を支援するとともに、増加する民間セクターの関係者の戦略を後押ししている。今回のユーザーフィードバック調査の開始は、NGFSシナリオが将来にわたってグローバルな公共財であり続けるためのもう一つのステップである。
【参照ページ】
(原文)NGFS seeks public feedback on climate scenarios
(日本語参考訳)NGFSが気候変動シナリオに関するパブリックフィードバックを募集