1月17日、保険グループAXAの持続可能な移行に特化した部門であるAXA Climateは、排出集約型セクターの企業と取引する専門サービス企業を対象とした、脱炭素に特化した新しいトレーニングコース「ネット・ゼロスクール」の開始を発表した。
AXAの気候スクールの一環として、サステナビリティ・アドバイザリーのBlunomyと提携して開始した新しいデジタルトレーニングコースは、石油・ガス、電力、農業・食品、道路輸送、セメントなどのセクターに従事する知識ベースの労働者を対象にしている。本コースは、専門家が担当する産業の二酸化炭素排出量を理解し、実行可能な脱炭素化の手段を提供するものである。
AXAのネット・ゼロ・スクールの立ち上げは、サステナビリティに焦点を当てたサービスに対する需要が高まる中、専門サービス企業が世界的にESGや気候問題に関する社員のスキルアップに向けた取り組みを強化していることを受けている。
Deloitteは最近、気候変動とサステナビリティの問題に関する社員のスキルと能力を高めることを目的とした新しい学習プログラムを開始し、PwCは「New Equation」戦略の一環として過去1年間に10万人の社員にESGトレーニングを提供した。Bainはグローバルコンサルタント全員に大学院レベルのESGトレーニングを提供する大規模なアップスキリングイニシアティブを立ち上げた。11月には、HCLTechが、全従業員のESGに関するスキルアップを目標に、AXA Climateが設計したサステナビリティ学習シリーズを開始した。
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トレーニングの候補者は、経営コンサルタント会社、規制当局、金融機関、保険会社、その他のサービスプロバイダーなどである。本トレーニングは、専門家が気候リスクと顧客が脱炭素化を必要とする理由を理解し、技術やビジネスモデルを含む様々なセクターがどのように移行できるかを理解することを目的としており、企業が持続可能で強靭なビジネスモデルを構築するための移行戦略に関する事例を提供する予定である。
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(参考記事)AXA Climate offers decabonisation training via ‘Net Zero School’ curriculum