1月17日、世界経済フォーラム(WEF)は、2050年までにネット・ゼロ、自然破壊の防止、生物多様性の回復を達成するためのイニシアティブに対し、年間3兆ドル(約386兆円)の資金を引き出すことを目的とした新しいプログラム、Giving to Amplify Earth Action(GAEA)の立ち上げを発表した。
45以上のフィランソロピー、公共および民間セクターのパートナーとともに立ち上げられた本イニシアティブは、気候や自然に関する主要な課題に対する現在の資金調達の取り組みが「遅く、不十分」である状態に対処するため、新しい公共、民間およびフィランソロピー・パートナーシップ(PPP)への資金提供と成長に焦点を当てている。
WEFによると、フィランソロピー・キャピタルは、ニーズに応えるために、より機敏で、リスクに強く、価値観を重視し、長期的な視点に立ったユニークな資質を備えている。
GAEAの最初の活動は、ナレッジパートナーのマッキンゼー・サステナビリティの支援を受け、公共、民間、慈善団体のリーダーを招集し、触媒的役割を果たすのに最も適した気候や自然のソリューションを特定し対象とすることや、PPP介入を支援できる資金モデルのパイロット版と改良、新しい分野、地域、関係者への成功したアプローチのスケールアップと複製を主要目的とする。
【参照ページ】
(参考記事)WEF Launches Initiative To Unlock $3 Trillion Needed Each Year for Climate and Nature