気候変動マーケットプレイスを展開するClimateTrade、約26億円を調達しグローバル展開へ

気候変動マーケットプレイスを展開するClimateTrade、約26億円を調達しグローバル展開へ

スペインを拠点とする気候変動マーケットプレイスのスタートアップClimateTradeは、プレシリーズAの資金調達で700万ユーロを調達し、さらに米国を中心としたラウンドで1,300万ユーロの資金調達(計26億円)を予定していることを発表した。今回の資金調達は、同社のグローバル拡大計画に資金を供給することを目的としている。

2017年に設立されたClimateTrade社は、ブロックチェーンを活用したマーケットプレイスにより世界中の認証されたカーボンオフセットや気候変動対策プロジェクトに資金を提供することで、企業の炭素化目標の達成を支援している。

今回の資金調達は、ClimateTrade社が欧州、アジア、米国の4カ国に新たなオフィスを設けて活動や技術的な製品提供を拡大し、新たな人材を雇用するために使用される。同社は最近、企業がカーボンニュートラルな製品やサービスを顧客に提供できるようにするためのAPIとウィジットを発表した。

700万ユーロの資金は、VCファンドのConexo Venturesを通じたスペインの投資会社GED、米国の電力、テクノロジーファンドのClearSky、ブロックチェーン投資家のBorderless CapitalとAlgorand、スイスの金融インフラを提供するSIXグループのVC部門であるSIX FinTech Ventures、オープンイノベーションハブのWayraを通じたスペインのTelefónica、日本のオムロン・ベンチャーズの投資部門、気候変動対策VCのAmasia、決済ユニコーンFlywireの創業者であるIker Macaideが支援するバレンシアのインパクトファンドZubi Capitalから調達した。

【参照ページ】
(参考記事)ClimateTrade Closes €7 Million Pre-Series A, Targets Another €13 Million to Expand World’s First Climate Marketplace in New Markets
(日本語訳)気候変動マーケットプレイスを展開するClimateTrade、グローバル展開を目的に約26億円を調達

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. 2025-7-10

    EUタクソノミーの簡素化で企業の負担軽減へ―欧州委、報告義務緩和を採択

    7月4日、欧州委員会は、EU共通の分類基準であるEUタクソノミーに関する一連の簡素化措置を採択した…
  3. 2025-7-9

    ISSB、SASB基準の包括的見直し案を公表

    7月3日、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は、SASB基準の改訂案およびIFRS S2実…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る