カーボンオフセット評価プラットフォームSylvera、約37億円のシリーズA資金調達を実施

カーボンオフセット評価プラットフォームを提供するスタートアップのSylveraは、ベンチャーキャピタル投資家のIndex VenturesとInsight Partnersのリードにより、Salesforce Ventures、LocalGlobe、エンジェル投資家の参加を含むシリーズA資金調達ラウンドで、3,260万ドル(約37億円)の調達を発表した。この資金調達により、Sylveraは2020年の創業以来累計3,950万ドルの資金調達を達成した。

Sylveraは、2021年5月にカーボンオフセット評価プラットフォームを立ち上げ、急速に拡大するカーボンオフセットプロジェクト市場に対して、透明かつ信頼性の高い評価を提供することを目指している。

温室効果ガスの放出を相殺するカーボン・オフセット・プロジェクトの需要は、今後数年間で大幅に増加すると予想されているが、カーボンオフセットが急成長する一方で、市場にはプロジェクトを評価するための信頼できる独立した普遍的なベンチマークが不足している。Sylveraは、このような問題に対処するためのソリューションを提供している。

【参照ページ】
(原文)Sylvera Raises $32M in Series A Round to Become Source of Truth in Carbon Markets
(日本語訳)カーボンオフセット評価プラットフォーム「Sylvera」が3,200万ドルの資金調達を実施

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