デロイト、「気候テックエコシステム」を立ち上げ

デロイト、「気候テックエコシステム」を立ち上げ

1月11日、グローバルなプロフェッショナルサービス企業であるデロイトは、サステナビリティと脱炭素の目標を達成するために、クライアントが気候技術ソリューションを特定・推進・展開することを支援する新しいサービス「GreenSpace Tech」の開始を発表した。

デロイトによると、新しい取り組みは、企業と気候変動テクノロジーやイノベーターとのエコシステムを結びつけ、急速に変化する気候変動テクノロジーの状況を把握し、ニーズに合ったテクノロジーを選択し、ソリューションを迅速に追跡、開発、展開できるよう支援するものである。

ネット・ゼロ移行の実現にはテクノロジーが重要になると予想される中、多くのソリューションはまだ開発の初期段階にある。デロイトは、新しいイニシアチブの下で、スタートアップ企業、研究機関、インキュベーター、アクセラレーター、大学と産業界をつなぐ仲介役として、顧客が将来のソリューションに投資し、既存のソリューションを展開できるよう支援する。

デロイトは昨年、グローバル・サステナビリティ&クライメート・プラクティスを立ち上げ、10億ドル(約1,315億円)を投じて、クライアントをサポートし、サステナビリティ関連のニーズに対応するための能力・資産・サービスを強化する計画を立てている。同プラクティスは、クライアントの戦略の再定義、サステナビリティの事業への組み込み、税務・情報開示・規制要件への対応、組織やバリューチェーンの変革の加速を支援する。

【参照ページ】
(原文)Deloitte launches GreenSpace Tech, an industry-leading initiative to accelerate sustainability through climate technology ecosystems
(日本語参考訳)デロイト、「気候テックエコシステム」を立ち上げ

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る