炭素会計の新興企業Optera、約17億円を調達

炭素会計の新興企業Optera、約17億円を調達

9月12日、サステナビリティ管理ソリューション・プロバイダーのOpteraは、同社の炭素会計ソリューションとサービスをより多くの中堅・中小企業に拡大することを目的に、1,200万ドル(約17億円)を調達したと発表した。

コロラド州ボルダーを拠点とするOpteraは、企業のサステナビリティに関するコンサルティング会社として2006年に設立された。同社は、企業がスコープ1、2、3の排出量を正確に測定・管理し、実行可能な洞察や予測、サプライチェーンや投資パートナーと協力するためのツールを提供できるよう、サステナビリティ管理ソフトウェアを提供している。

今回の資金調達は、昨年チーム数を250%以上増やし、顧客数を4倍に増やした同社の大幅な拡大に続くものである。Opteraのプラットフォームは、すでに1,800億ドル(約26兆円)以上のサプライチェーン支出に関連する排出量を追跡している。Opteraは、今回の資金調達で得た資金は、製品イノベーションを加速させ、営業・マーケティングチームを世界的規模に成長させるために使用すると述べている。

シリーズA資金調達ラウンドはNext Frontier Capitalが主導し、Blackhorn Ventures、Mucker Capital、Overture、Engage、Massive、SaaS Ventures、Valo Ventures、AngelList、Stout Street Capitalが参加した。

【参照ページ】
(原文)Optera Secures $12M to Help Companies Prepare for New SEC Climate Disclosure Requirements
(日本語参考訳)炭素会計の新興企業Optera、約17億円を調達

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る