Climeworks、マイクロソフト、Shopify、Stripe向けに世界初の認定炭素除去を提供
1月12日、チューリッヒに拠点を置くダイレクト・エア・キャプチャ(DAC)のスタートアップClimeworksは、マイクロソフト、ショッピファイ、ストライプなどの法人顧客向けに、史上初の第三者認証による二酸化炭素除去(CDR)を納入したことを発表した。
二酸化炭素除去は、ClimeworksのアイスランドにあるDAC施設、オルカで行われた。現在、世界で唯一の商用DACおよび貯蔵施設で、年間4,000トンの二酸化炭素を除去する能力を備えている。
DAC技術は、IEAがネット・ゼロ・エネルギー・システムへの移行における重要な炭素除去オプションとして挙げているもので、大気中から直接CO2を抽出し、原料として使用するか、貯蔵と組み合わせて永久に除去するものである。昨年発表されたIPCCの気候変動緩和に関する画期的な研究によると、温暖化を1.5℃に抑えるシナリオでは、二酸化炭素の除去方法は今後数十年にわたって年間数十億トンにまで拡大し、DACはその大部分を占める可能性があるとされている。
Climeworksは、2009年にChristoph GebaldとJan Wurzbacherによって設立され、DACのリーディングプロバイダーとして成長してきた。昨年、同社はDACの容量を拡大することを目的に、約6億5,000万ドル(約832億円)の資金を調達した。その後、容量36,000トンの新しいDAC施設「マンモス」の建設を開始した。
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Climeworksは、2030年までにCO2回収能力を数メガトン規模に拡大し、2050年までにギガトン規模にすることを目指すと表明している。
ClimeworksのDAC貯蔵法の認証は、独立した品質と保証のプロバイダーであるDNVによって提供された。Climeworksによると、本認証は、サービスが検証された方法論に従って実行されたことを意味し、顧客への割り当てが二重に計算されないことを保証するものである。
【参照ページ】
(原文)Climeworks delivers third-party certified CDR services to its first corporate customers, based on first and only validated DAC+S methodology
(日本語参考訳)Climeworks、初の法人顧客に第三者認証のCDRサービスを提供、初めて検証されたDAC+S手法に基づく