BlackRock、気候に特化した新ETFを販売開始 Ilmarinenから4,000億円超の出資

BlackRock、Ilmarinenからの4,000億円超の出資を軸とした気候に特化した新しいETFを販売開始

6月13日、フィンランドのヘルシンキに本社を置く年金保険会社Ilmarinenは、BlackRockのiSharesが新たに発売した気候変動に焦点を当てた2つのETFにアンカー投資家として27億ユーロ(約4,130億円)以上の投資を行うことを発表した。

iSharesの新しいETFには、MSCIクライメート・アクション・インデックスに連動する米国と日本に特化したファンドが含まれている。MSCIは昨年、排出削減目標に向けて前進している企業への投資促進を目的として、クライメート・アクション・インデックス群を発表した。

同インデックスは、排出量削減のために測定可能な措置を講じている企業で構成されており、スコープ1、2、3の排出量強度、承認された科学的根拠に基づく目標、気候リスクの管理、グリーンビジネス収益などの要素に基づいて各GICSセクターの上位50%の企業を選択し、すべての経済セクターへのエクスポージャーを提供している。

Ilmarinenのアンカー投資は、米国ETFに20億ユーロ(約3,060億円)、日本ETFに7億4500万ユーロ(約1,140億円)。今回の投資は、気候変動に配慮した投資方針の継続であるとしている。

【参照ページ】
(原文)Ilmarinen invests in new climate-focused exchange-traded funds
(日本語参考訳)BlackRock、Ilmarinenからの4,000億円超の出資を軸とした気候に特化した新しいETFを販売開始

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-6

    CDPとTNFD、2025年質問票の対応マッピングを公開

    10月22日、CDPとTNFDは、CDP 2025年版企業質問票とTNFD開示推奨項目・指標との対…
  2. 2025-11-6

    ISSB、国際的なサステナビリティ開示の「グローバル・パスポート」構想を発表

    10月30日、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)は、ロンドンで開催された「IFRSサステナ…
  3. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-5

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    ※2025年11月4日公開済みの記事にTNFDが発行した「Nature in transition…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る