11月29日、革新的な炭素回収・転換企業LanzaTechと住友理工株式会社は、ゴム、樹脂、ウレタン廃棄物を主要化学中間体の製造に利用する共同開発契約を締結したことを発表した。
イソプレンは、植物が生産する天然ゴムの主成分であり、そのポリマーも含まれている。天然ゴムは、化石資源を原料とする合成ゴムよりも環境にやさしいとされているが、サステナビリティに関する認証や監査がないため、天然ゴムの収穫が森林破壊、生物多様性の損失、土壌侵食につながるケースもある。また、他の農業関連産業と同様、気候変動や病気は生産に深刻な影響を与える可能性がある。
イソプレンへの新たな道筋に合成生物学を用いることで、LanzaTechの自然界に存在するプラットフォームは、材料の完全性を失うことなく、リサイクルによる新たな持続可能なゴム源を生み出す可能性を持っている。
【参照ページ】
(原文)LanzaTech and Sumitomo Riko Partner to Create Substitute for Natural Rubber Production
(日本語参考訳)LanzaTechと住友理工、天然ゴムの代替品生産で提携