12月5日、PepsiCoは、2030年までに再利用可能なモデルで提供する全飲料サービングの割合を10%から20%に倍増することを目的としたグローバル・パッケージング目標を発表した。本目標は、PepsiCoポジティブ(pep+)の一環で、サステナビリティと人材を成長と価値創造の中心に据えた、戦略的かつエンドツーエンドの事業転換を目指すものである。
同社の象徴的な飲料を再利用可能なパッケージで提供し、使い捨てのバージンプラスチックを不要にする革新的なプラットフォームで提供することは、PepsiCoにとって新しいことではなく、PepsiCoが32億ドル(約4,375億円)以上を投資して世界有数の再利用プラットフォームであるSodaStreamを買収し、「New Plastics Economy Global Commitment」に参加してプラスチックの循環経済への取り組みを表明した2018年から同社の持続可能なパッケージングビジョンにおける重要な要素になっている。
また、2030年までに1食あたりのバージンプラスチックを50%削減し、2040年までにネット・ゼロにするというPepsiCoの目標を達成するためにも、再利用は重要な手段である。これらの目標に向けた前進は、ボトラーと協力し、当社のパッケージにおけるリサイクル材を増やすことによっても推進される。
PepsiCoは、エレン・マッカーサー財団の「Reuse – Rethinking Packaging」のフレームワークに沿って、新しいパッケージングの目標を達成するために、ソーダストリーム事業を家庭と職場の両方で展開するソーダストリームプロフェッショナル、ペプシコのボトラーとの提携による詰め替え用ペットボトルおよびガラス瓶製品の充実、再利用カップによる飲料事業の拡大、粉末と濃縮物の成長の促進といった4つのアプローチを追求する予定である。
PepsiCoは、すでに世界の80以上の市場で再利用可能なパッケージング・ソリューションを提供している。
PepsiCoは今後も複数のパートナーと協力し、再利用・詰め替えモデルをサポートする新しいインフラを開発していくという。最近も、PepsiCoはClosed Loop Partners NextGen Consortiumに参加した。 本コンソーシアムを通じて、バリューチェーン全体の関係者と協力し、飲料用ファウンテンと並ぶ再利用インフラを支える重要な要素である再利用可能カップのスケールアップを可能にする新しいモデルの設計とテストに取り組んでいる。
【参照ページ】
(原文)PepsiCo Introduces New Packaging Goal, Doubling Down On Scaling Reusable Packaging Options
(日本語参考訳)PepsiCo、新たなパッケージング目標を発表 再利用可能なパッケージの選択肢を倍増