持続可能サプライチェーンのスタートアップMakersite、25億円超を調達

 

10月18日、持続可能な製品とサプライチェーンのソリューションを提供するMakersiteは、シリーズA投資ラウンドで1800万ユーロ(約26億円)を調達した。調達した資金はサプライチェーン分析機能の拡張と顧客獲得の推進に充てられるという。

2018年に設立され、ドイツに拠点を置くMakersiteは、持続可能な製品とサプライチェーンの意思決定を大規模に強化することを目指す、AI&データ・プラットフォームである。同社のソリューションは、製造企業のバリューチェーン全体にわたる複雑な課題を解決し、企業の製品・サプライヤー・製造プロセスのポートフォリオを140以上の材料およびサプライチェーンのデータベースとマッピングし、各製品とその製造、使用、廃棄方法に関する「デジタルツイン」を提供する。

本プラットフォームは、Microsoft、Vestas、Cummins、Procter & Gambleなどの企業で利用されている。

本資金調達は、株式会社日立製作所のグローバルベンチャーキャピタルである日立ベンチャーズと、シリコンバレーに拠点を置くVCファンドのTranslink Capitalが主導した。また、VCファンドのKOMPASとシード投資家のPlanet Aが追加で出資している。

【参照ページ】
(参考文献)Makersite Raises $18 Million in Series A  

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-5-16

    EBA、EU域内銀行の気候リスク指数を初公開

    4月25日、欧州銀行監督機構(EBA)は25日、EUおよびEEA(欧州経済領域)域内の銀行セクター…
  2. 2025-5-16

    米国グリーンビルディング協会、持続可能な建築基準「LEED v5」を発表

    4月28日、米国グリーンビルディング協会(USGBC)はLEED(Leadership in En…
  3. 2025-5-14

    ニューヨーク市会計監査官、新たな排出削減基準を発表

    4月22日、ニューヨーク市会計監査官(Comptroller)のBrad Lander氏は、アース…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る