持続可能サプライチェーンのスタートアップMakersite、25億円超を調達

 

10月18日、持続可能な製品とサプライチェーンのソリューションを提供するMakersiteは、シリーズA投資ラウンドで1800万ユーロ(約26億円)を調達した。調達した資金はサプライチェーン分析機能の拡張と顧客獲得の推進に充てられるという。

2018年に設立され、ドイツに拠点を置くMakersiteは、持続可能な製品とサプライチェーンの意思決定を大規模に強化することを目指す、AI&データ・プラットフォームである。同社のソリューションは、製造企業のバリューチェーン全体にわたる複雑な課題を解決し、企業の製品・サプライヤー・製造プロセスのポートフォリオを140以上の材料およびサプライチェーンのデータベースとマッピングし、各製品とその製造、使用、廃棄方法に関する「デジタルツイン」を提供する。

本プラットフォームは、Microsoft、Vestas、Cummins、Procter & Gambleなどの企業で利用されている。

本資金調達は、株式会社日立製作所のグローバルベンチャーキャピタルである日立ベンチャーズと、シリコンバレーに拠点を置くVCファンドのTranslink Capitalが主導した。また、VCファンドのKOMPASとシード投資家のPlanet Aが追加で出資している。

【参照ページ】
(参考文献)Makersite Raises $18 Million in Series A  

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