5月10日、ワインと蒸留酒業界向けのサーキュラー・エコノミー・ソリューションを提供するecoSPIRITSは、同社の研究開発プログラムの加速、主要市場での拡大、地域チームの成長を目的とした資金として、1,000万ドル（約14億円）を調達したことを発表した。

2018年に設立されたシンガポールを拠点とするecoSPIRITSは、プレミアムワインとスピリッツの低炭素・低廃棄物流通ソリューションを提供しており、サプライチェーンにおけるほぼすべてのパッケージ廃棄物を排除する閉ループシステムを持っている。

ecoSPIRITSによると、本資金調達は、同社のIntelligent Circularロードマップへの投資を拡大し、ハードウェア、ソフトウェア、IoT（Internet of Things）研究開発プログラムの規模を拡大するために使用される。ecoSPIRITSは2022年、ロードマップを立ち上げ、IoT機能、センシング、トラッキング、スマート機能でハードウェアポートフォリオをアップグレードし、新しいソフトウェアプラットフォームと統合して閉ループパフォーマンスを向上させた。

また、収益金は、米国を含む主要市場における主要な拡張を支援するとともに、マイアミ、ロンドン、シンガポール、上海の地域の顧客およびエンジニアリングチームを成長させるために使用される。

本資金調達ラウンドは、サーキュラー・エコノミーに特化した投資会社であるClosed Loop Partnersが主導した。

【参照ページ】
（原文）ecoSPIRITS Closes USD 10 Million Series A Fundraise Led by Closed Loop Partners
（日本語訳）サーキュラー・エコノミーのスタートアップ、ecoSPIRITSが1,000万ドルを調達