10月17日、化学および材料科学大手のDowは、2030年までに年間300万トンの循環型・再生可能ソリューションを商業化するという新たな目標を発表し、主要なサステナビリティ目標の一つを大幅に拡大した。
本目標を達成するため、Dowはパッケージング・特殊プラスチック事業部門と連携し、新しいビジネスプラットフォーム「Circular & Renewable Solution」の設立を発表した。
Dowは2020年に、GHG排出量とプラスチック廃棄物を削減し、2030年までに100万トンのプラスチックを回収、再利用、リサイクルする「Stop the Waste」目標など、循環型経済への推進を目的とした一連のサステナビリティ目標を発表した。
2030年の新たな目標は「Transform the Waste」と名付けられ、プラスチック廃棄物やその他の代替原料を変換して、年間300万トンの循環型・再生可能ソリューションを商業化することを目標としている。
本目標は、7月にDowが発表した、同社の循環型社会の実現とプラスチックリサイクル能力の大幅な拡大を目指した一連の投資とパートナーシップに続くもの。これには、高度なリサイクルソリューションを提供するMura Technologyと協力して米国と欧州に複数の大規模リサイクル施設を建設し、2030年までに最大60万トンのプラスチックリサイクル能力を追加するという、Dowにとってこれまでで最大のリサイクルに関するコミットメントが含まれている。
【参照ページ】
(原文)Dow commits to accelerating the circular ecosystem by transforming waste and alternative feedstock to deliver 3 million metric tons per year of circular and renewable solutions by 2030
(日本語訳)Dow、年間300万トンの新目標をサポートする循環・再生可能エネルギーソリューションプラットフォームを立ち上げ