BNPP AM、自然資本投資会社IWCを買収

BNPP AM、自然資本投資会社IWCを買収

12月8日、BNP Paribas Asset Management(BNPP AM)は、天然資源投資を専門とするInternational Woodland Company(IWC)の株式の過半数を取得し、BNPP AMのサステナビリティに焦点を当てたプライベート投資の提供を強化することを発表した。

BNPP AMによると、今回の買収は、リスク・リターンやインフレ防止などの特性が魅力的であり、炭素回収や保全プロジェクト、生物多様性保全や水管理などの利点など、サステナビリティに関連した資産クラスとしての林業への投資に対する顧客の関心が高まっていることを背景として行われた。

コペンハーゲンに本社を置くIWCは、1991年に林業投資を中心に設立され、持続可能な森林投資、農業投資、炭素クレジットや保全プロジェクトなどの生態系サービスに関する投資運用・助言サービスを提供しており、運用・助言資産額は55億ドル(約5,000億円)である。

本買収は、今年初めに発表されたBNPP AMの2025年の戦略的野心に続くもので、主に持続可能な投資能力と提供サービスの拡張に焦点を当て、”欧州で参照される持続可能な資産運用会社 “になることを目標としている。

BNPP AMは、今回の買収は、持続可能な投資サービスの拡大と、プライベート・マーケット投資プラットフォームの拡大の一環であると述べている。

【参照ページ】
(原文)BNP Paribas Asset Management acquires majority stake in International Woodland Company
(日本語参考訳)BNPP AM、自然資本投資会社IWCを買収

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-4

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の最終提言公表から1年が経過し、自然資本に関連する開…
  2. 2025-11-4

    英国、ESG評価機関の規制導入へ—透明性・信頼性向上で市場競争力を強化

    10月27日、英国金融行為監督機構(FCA)は、政府が環境・社会・ガバナンス評価機関をFCAの監督…
  3. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る