HCLTech、22万人の従業員全員にESGを教育するサステナビリティ・スクールを開設

HCLTech、22万人の従業員全員にESGを教育するサステナビリティ・スクールを開設

11月18日、ITサービスのグローバル企業であるHCLTechは、「HCLTech Sustainability School」の開設と、同社初の気候変動リテラシー学習シリーズの開始を発表した。同社によると、スクールは22万人以上の全社員に展開され、ESGについて全社員をスキルアップさせることが目標だという。

新シリーズは、気候変動の原因に対する政府、NGO、企業の取り組みに貢献する方法を従業員に教育するために、アクサ・クライメイトが開発したものである。同コースでは、生物多様性への脅威、天然資源の搾取、地理的地域ごとの生活への影響といったトピックから、参加者自身の二酸化炭素排出量を減らす方法を理解し、HCLTech社内や顧客とともに二酸化炭素排出量を削減する革新的な方法を検討するためのものまで、さまざまなトピックが取り上げられる予定である。

HCLTechは、この新しい気候シリーズが、世界中の従業員の中に「サステナビリティ・チャンピオン」を育てることを目的としていると述べている。

サステナビリティ、ESG、気候問題についてのサポートに対する企業の需要が高まる中、いくつかの専門サービス企業が従業員のスキルアップのための取り組みを発表している。デロイトは今年初め、気候変動や持続可能性の問題に関する社員のスキルや能力を高めることを目的とした新しい学習プログラムを開始し、PwCは「New Equation」戦略の一環として過去1年間に10万人の社員にESGトレーニングを提供したことを明らかにし、ベインはグローバルコンサルタント全員に大学院レベルのESGトレーニングを提供する大規模なアップスキル施策を開始した。

【参照ページ】
(原文)HCLTech Launches Learning Series To Transform Employees Into Sustainability Champions
(日本語訳)HCLTech、社員をサステナビリティ・チャンピオンにするためのラーニング・シリーズを開始

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