11月21日、データサービスプロバイダーのExperianは、中小企業ポートフォリオのESGリスクを金融機関に把握させることを目的とした新ソリューション「ESGインサイト」の提供開始を発表した。
本サービスは、英国の中小企業400万社を対象としたデータセットで開始され、スコープ1、2、3に分かれた温室効果ガス(GHG)排出量の推定値や、社会的影響、ガバナンスの評価などの情報を提供する。
本ソリューションでは、エネルギー消費量、事業所の従業員数、従業員の自動車通勤の割合など、さまざまな要素から企業の排出量を推定し、表示することができる。
Experianによると、規制当局が金融機関に対して中小企業顧客の気候変動リスクや広範なESGリスクを理解するよう求める中、この新サービスは開始され、中小企業に対して完全な排出量評価を求めたり、セクター全体の排出量平均に依存する代わりに提供されるものだ。
【参照ページ】
(原文)Experian launches ESG Insight to help lenders manage climate risk
(日本語訳)Experian、金融機関の気候変動リスク管理を支援する「ESGインサイト」を開始