ServiceNow、ESGデータ管理・報告ソリューションを提供開始

9月21日、デジタルワークフロー企業のServiceNowは、企業がESGプログラムを管理・統制できるようにすることを目的とした新製品、ESGマネジメントの発売を発表した。このESGソリューションは、同社のエンタープライズ規模のワークフローオートメーション製品の最新版であるNow Platform Tokyoの一部を構成している。

本リリースは、ServiceNowが昨年発表したESGソリューションに続くもので、 Now Platformを活用し、企業がESG戦略やイニシアティブを計画、実行、管理、報告できるように設計されている。新リリースでは、企業がESG目標やKPIを設定・文書化し、パフォーマンスを追跡し、監査に耐えうるデータを収集・検証し、主要なESG報告フレームワークに沿った情報開示を作成するための機能強化が図られている。

主な機能には、温室効果ガス(GHG)排出量を計算する炭素会計、進捗状況を評価し洞察を引き出すESG指標追跡ツール、ネット・ゼロやスコープ1、スコープ2、スコープ3の目標達成に向けたシナリオを企業が実行できる戦略ポートフォリオ管理ツールなどがある。

ServiceNowは、DXCテクノロジー、エミッションズボックス、富士通、KPMG、LTI、マインドツリー、株式会社NTTデータ、RSM US LLPなど、一連の企業やサービスプロバイダーと協力し、ESGマネジメントの範囲と機能を拡大すると発表している。

【参照ページ】
(原文)ServiceNow Unveils the Now Platform Tokyo Release to Help Organizations Drive Business Transformation Amid Complex Macro Environment
(日本語訳)ServiceNow、ESGデータ管理・報告ソリューションを提供開始

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-1-17

    ESGフロントライン:潮流を読む~NZBA脱退が加速、日本への影響と今後の対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025年の注目トレンド予測:サプライチェーンと保証制度が企業戦略の中心に

    2025-1-15

    2025年の注目トレンド予測:サプライチェーンと保証制度が企業戦略の中心に

    2025年は企業にとって「サステナビリティへの対応」の本番時期を迎える。EUのCSRD、国内ではS…
  3. 2025-1-10

    英ASA、ロイズ銀行の誤解を招く持続可能性広告を違反認定

    12月18日、英国広告基準局(ASA)は、ロイズ銀行の持続可能性をテーマにした広告4件について調査…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る