TD証券、カーボンアドバイザリー事業を開始

9月23日、カナダの投資銀行であるTD証券は、カーボンアドバイザリー事業を新たに立ち上げると発表した。

TD証券のESGソリューション・グループの一員として、TMXグループのサステナブル・ファイナンス担当ディレクターを経て、6月にTD証券に入社したマネージング・ディレクターのアンドリュー・ホールが、この新事業を率いる予定だ。TMX入社以前は、Capital Power社で北米の炭素・環境商品取引事業を率いていた。

カーボンアドバイザリーが提供するサービスには、プロジェクトの買収や投資に関するカーボンオフセットのアドバイス、カーボン市場へのアクセスや戦略的洞察、カーボンオフセット・ポートフォリオの構築、M&Aに焦点を当てたカーボン資産・負債に関するリスク評価・査定、プロジェクト開発者や金融参加者のための資金調達が含まれる。

同社はまた、ブリジット・リアルミュートをESG戦略の責任者に任命したことも発表している。リアルミュートは、ステート・ストリート社でESGリサーチ部門の共同責任者を務めた後、当社に入社する。ステート・ストリート入社以前は、トゥルコスト社でESG分析・商品開発担当マネージャーを務めていた。

【参照ページ】
(原文)TD Securities Launches Carbon Advisory Business
(日本語訳)TD証券、カーボンアドバイザリー事業を開始

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る